2019.05.08

退職について

辞めさせてくれない!そんな時こそ「退職代行サービス」

雇用に関するトラブルといえば、以前はリストラによる解雇が主流でした。しかし最近は、中小企業を中心とした人手不足に伴う退職引き止めが増加し、ついに解雇よりも相談件数が多くなっているのが現状です。そんなときは退職代行サービスを活用しましょう。

退職に関するトラブルはかつての「リストラ」問題から「人手不足」問題に激変

以前、雇用問題といえば、リストラ、つまり解雇に関する問題というイメージが使ったのですが、最近は180度正反対とも言える、「辞められない」問題が増加しています。

これは統計データでも示されています。厚生労働省の統計として「仕事のトラブルに対する相談件数」というものがありますが、これを見ると、その状況は一目瞭然です(図参考)。

厚生労働省の統計「仕事のトラブルに対する相談件数」
厚生労働省 平成29年度個別労働紛争解決制度の施行状況4より

仕事のトラブルといえばリーマンショックなど、突然の景気後退にともなう解雇や雇い止めなどが主流というイメージが強く、平成から令和に時代が移った2019年現在でも今でもリストラについての相談件数は確かに多いのですが、最新の統計では「辞められない」「辞めさせてくれない」という、「自己都合退職に伴うトラブル」に関する相談の件数の方が多くなっているのです。

いかに現在、幅広いジャンルの企業において人手不足が深刻であるかを示しています。

例えば数年前にはファーストフードチェーンのワンマンオペレーションと、それを狙った強盗事件が頻発し社会問題化したことを記憶されている方もおられるでしょう。最近ではコンビニエンストアがアルバイト不足で24時間営業を行えなくなり、店舗の営業時間短縮が問題になったのが記憶に新しいところです。

とにかく様々な業種で人手が足りないというのが現状で、背景には少子高齢化や、賃金が安く労働量に見合わないため敬遠されていること等があげられています。利益率的なことも考慮すると、そう簡単には賃金を上げることもできないため、結果的に現場の労働者やその使用者にしわよせがきている状態になっているのです。

「人が辞める」と管理者の査定にも影響

また、現場の人手不足だけでなく、管理職にとって部下に辞められると査定に響くということもあります。

これは単純にいえば、その上司の管理能力に問題があるから部下が辞める、という評価になり、場合によっては組織を任せるに能力不足とされてしまうことも当然ありうるわけです。

ブラック企業の「辞めさせない手口」とは

このようにごく普通の企業でも、人手不足やマネジメント評価の面で人に辞められては困る場合があるわけですが、それはブラック企業もまったく同じです。

普通の企業であれば、慰留だけでなく、待遇の改善など前向きな対応を期待できるかもしれませんが、ブラック企業は退職者本人の幸福など考えていない場合が多いので、退職者の辞意表明に対する反応は常識を超えたものになりがちです。次にブラック企業で見られる退職表明に対する対応をまとめました。

①説得

慰留しつつ、代わりを見つけるまで待ってほしいと言いつつもいつまでも放置したままにするものです。どうなっているかと確認しても、言を左右にしていつまでも対応の気配を見せない場合もあるようです。こちらの要請に応じた業務上の対応を行わないという点で、モラルハラスメントと言えるでしょう。

②妨害

退職届けを出しても、繁忙期等の理由で退職届を受理しない、勝手に退職時期を会社の都合の良い時期に変更したり、退職時の引き継ぎ内容を退職日まで終わらないように勝手に積み増したり、など退職者を困らせる対応を行うものです。これもモラルハラスメントにあたります。

③脅迫

退職者に「辞めるなら誰か代わりの人間を連れてこい!」と無茶振りをする、懲戒解雇や損害賠償などをちらつかせる、などの脅迫的文言で退職意思を挫くもので、いわゆるパワーハラスメントにあたります。

 

社員を罵声や怒声、陰口などで支配しているような企業は、社員を守ってくれるどころか使い潰して生き延びようとするわけです。もちろんブラック企業にとっては、その人間に利用価値があるから辞めさせないわけで、利用価値がなくなったら容赦なく切り捨てることも平気です。

こんな状況で働いていては、身も心もズタズタになってしまいます。心理的に追い詰められ、乗換駅で通過電車に飛び込んだら楽になるかなとふっと思ったり、朝起きられない等の体調の変調が出たり、と心身に様々なストレス症状が出てきます。

退職したいのに退職できない、心身ともに追い詰められ、希望をもてなくなる…そうなる前にぜひ専門家に相談してください。

「退職代行」はあなたの意思を企業に即座に伝えるサービスです。

こんなときは、退職代行サービスを利用することを考えるのもよいでしょう。

退職代行サービスを利用して勤務先企業に退職意思を伝えるのは簡単です。まず、希望退職日と、残業代や有給休暇の消化状態などを連絡すると、相談のうえ、勤務先企業に連絡する日付を決めます。

あなたが退職日を決めたら、その退職日からもう出社する必要はありません。

退職代行サービスが、あなたの退職の意思を勤務先企業に伝達します。そして有給休暇があれば取得する旨を、さらに残業代未払いた給与の支払い遅延などがあれば、それについても迅速に支払うよう伝えますので安心です。

「辞めさせてくれない」といった問題で困っていたら、一人で悩まず、すぐに専門家に相談しましょう。

 

労働問題を解決する情報については、こちらの記事で詳しく解説されています。あわせてご確認ください。参考:労働問題に関する記事一覧|法律相談ナビ

退職コンシェルジュとは

『退職者に寄り添うプロフェッショナルパートナー』

退職コンシェルジュでは退職者に向けた様々なサービスをご用意し、皆様ひとりひとりの”パートナー”として丁寧かつ迅速にサポートをさせていただきます。 退職する際の社会保険給付金、退職代行、引越し等なんでもご相談ください。ご相談は無料で行っております。

退職コンシェルジュ

退職者に寄り添う
プロフェッショナルパートナー

退職コンシェルジュでは退職者に向けた様々なサービスをご用意し、皆様ひとりひとりの”パートナー”として丁寧かつ迅速にサポートをさせていただきます。 退職する際の社会保険給付金、退職代行、引越し等なんでもご相談ください。ご相談は無料で行っております。

テーマ