2019.05.17
退職について
「退職代行サービス」の選び方のポイントは?
さまざまな業者が参入し、話題になっている「退職代行サービス」。その中から自分にあった退職代行サービスを選ぶポイントは何かを考えていきたいと思います。
その「安さ」はあなたに最適? 「オプション」をチェック!
退職代行サービスには多くの企業が参入しています。格安を謳うサービスもあれば、信頼感を前面に出すサービスもあります。自分の代わりに退職願いを勤務先企業に送付する、というだけならば格安の退職代行サービスを利用すればいいだろうと、ついつい思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
たしかに退職に際し、何のトラブルも抱えていない、また、即時退職が可能であれば、その考えもあるかもしれません。
しかし、さまざまな業種で人手不足が叫ばれる昨今、「退職します」「はい、いいですよ」となるとは限りません。
退職代行サービスが連絡した途端、深夜や早朝でも、上司から説明のため出社するよう、携帯電話やラインにたびたび着信があるかもしれません。あるいは次の転職先が決まり1ヶ月後の退職で連絡したのに、交代要員がいないので退職は数ヶ月後まで認めないと言われるかもしれません。このように、当初、自分が想定していた流れと異なる展開になることもありえます。
そのような状況になった場合、自分が選んだ退職代行のサービスは、どこまで対応してくれるのかがポイントになってきます。低価格を謳う退職代行の中には、退職に付随するさまざまな対応や手続きがオプション扱いとなっていて、追加で別料金が必要になるケースがあるようです。
オプションの有無をチェック
また、退職代行サービスの中には次のような対応は「オプション」設定として扱われ、追加費用が必要となる場合もあるようです。
- 即時(即日)退職の伝達
- 退職代行サービスが利用者をサポートする期間の延長
- 夜間や早朝の勤務先企業への対応・退職希望者への相談サービス
- 文書の発送
- 一定回数以上の勤務先への電話連絡
仮に退職を決意し、退職代行サービスに電話をかけてもらったとします。そして私物の返送依頼と社員証・保険証を手元から送り返す、だけで済めば最低料金で済むでしょう。
しかし、引き継ぎや退職にともなう人員補充などで勤務先企業が何度も連絡を取るように求めてきて、何かしらのやり取りが必要になる可能性も多少はありえます。例えば勤務先企業の秘密保持契約や重要な機密案件に関わるような職務に就いていた場合は、「引き継ぎを行わないと損害賠償請求だ」と迫られる場合もありうるわけです。
さらにブラック企業などは、さまざまな理由をつけて退職日の引き延ばし、あるいは退職は認めても残業代や給料を支払わないという手に出てくる場合があります。
そのような事情も考えると、退職に関わる様々な案件について豊富な知見・経験があると考えられるサービスを選んだほうがよいといえるでしょう。
未来を考える! アドバイスやフォローがあるかも重要
また、ただ辞めることだけではなく、現在の心身の状況についてのケアや、未来について考えられるかなど、フォローの有無も人によっては重要になってきます。大切なのは、今の辛い状況から早く脱出することですが、安心して「次」を考えられるようなフォローがあった方がよいことが多いからです。当然、これもサービスを選ぶポイントになってきます。
長時間労働や休日出勤の連続でストレスを抱えてしまい、知らず知らずのうちに心を病んでいる人がいます。ブラック企業勤務で心身に不調を生じてしまい、通院中で就職活動もままならず、すぐに次の転職先を決めるのは難しいという場合もあると思います。
このような場合は、自分の状況を相談した際に、退職の代行だけでなく、場合によっては労働災害、いわゆる労災に対する公的給付金を得るためのアドバイスや申請書の作成、送付の代行を行ってくれる退職代行サービスを選ぶという選択もあります。
申請書は、書き方は詳細かつ独特の様式であり、申請に慣れていない人が自力で作成するのはかなり大変です。その点、専門家が代行してくれると、提出書類の書き方のミスで受理されない、ということもなく安心です。
次が代表的な公的補助の制度です。
①障害年金
傷病により就労が困難な場合に支給される年金です。
②自立支援医療
自立支援法により、医療費・薬代の自己負担が原則1割となるものです。
③障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)
各種傷病により日常生活等に支障がある場合に受けられる制度です。初診日から半年経過すると申請が可能になります。
この他にも精神科の病気で自立した生活が困難な場合に受けられる介護給付など、国や地方自治体の様々な補助制度があります。症状の回復までの期間、金銭面での心配がある場合にはこのような公的補助を受けるという選択肢もありますし、事前にさまざまな策を講じることもできるのです。
なお、退職代行サービスの中には、条件があるようですが、転職の支援を行なっているところもあります。一定期間中に支援サービスで退職が決まると退職代行サービスの手数料がゼロになるものもあるので、すぐに働きたいと考えている方は利用を検討してみてはいかがでしょうか?
退職代行サービスを選ぶ際は、このように相談、フォロー体制の強さを掲げているところに声をかけてみて、その反応から考えることを念頭に置いて考えてみてください。何よりのポイントは一人で悩まないことです。安心できる、しっかりした「未来」を手に入れてください。
退職コンシェルジュとは
『退職者に寄り添うプロフェッショナルパートナー』
退職コンシェルジュでは退職者に向けた様々なサービスをご用意し、皆様ひとりひとりの”パートナー”として丁寧かつ迅速にサポートをさせていただきます。 退職する際の社会保険給付金、退職代行、引越し等なんでもご相談ください。ご相談は無料で行っております。
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