2023.04.07
転職・再就職について
退職代行を使ってボーナスを受け取る方法とそのメリット
働いている会社を退職しようと思っている人にとって、出来れば給与やボーナスはしっかりもらってから退職したいものですよね。通常は、普通に働いていればボーナスをもらうことが出来ますが、退職希望者の場合は会社によって、ボーナスの考え方が異なるケースが存在します。
ここでは、ボーナスをもらってから退職することが出来るのかや、ボーナスをもらってから退職する方法などについて、ご紹介します。退職するまでのスケジュールなどもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
給与やボーナスをもらってから退職できる?
それでは早速、給与やボーナスの支給前に退職の意思を伝えたとしても、給与やボーナスをもらってから退職出来るのかを解説していきましょう。まず、給与に関してですが、賃金は労働基準法により原則として、毎月1回以上支払わなければならないと定められています。そのため、給与はその会社の賃金規程に基づいて一定の期日に支払われることが決められており、これは給与支給日の前に退職の意思を示したとしても、しっかりと受け取る権利があります。
また、ボーナスに関しては、支給条件が給与とは少し違います。ボーナスの支給条件は、その会社の就業規則によって定められており、その規則に沿って判断されます。例えば、ボーナスの支給条件が「ボーナス支給日に在籍していること」というものであれば、在籍が条件となっているため、支給日に退職している場合は、残念ながら受け取ることが出来ません。しかしこの他にも、「支給日の1ヶ月前に在籍していること」など条件は様々です。つまり、ボーナスをもらってから退職しても違反にはなりませんが、会社によっては渋られることもあり、減額対象になることもあるので、注意が必要です。
退職する際のボーナスに関して確認しておくこと
支給日在籍要件について
次に、退職する際にボーナスに関して確認しておくべきことについて、解説していきます。まず確認しておくことの1つ目は、「支給日在籍要件」を確認するという点です。最初に軽く触れましたが、ボーナスには支給日在籍の要件というものが、会社によって設定されていることがあります。これは、ボーナスの支払い日にその会社に在籍している人にのみ、ボーナスが支給されるというものです。そのため、たとえ働き方が評価されていたとしても、会社の要件に「支給日に在籍している者に限る」という規定がある場合、支給日に退職していて在籍していない状態なら、ボーナスを受け取ることは出来ません。
減額規定について
退職の際にボーナスに関して確認しておくことの2つ目は、「退職におけるボーナスの減額規定」がないかという点です。こちらも会社の就業規則で定められている場合がありますので、ボーナスをもらってから退職したい場合は確認しておく必要があります。ボーナスの支払いには主に、「将来性の評価」「利益の分配」「過去の労働や貢献度に対する評価」を基準に決められます。その中で、退職予定者に関しては、「将来性の評価」が減額対象となる可能性があるのです。退職予定の会社の就業規則で、「今後の将来的な期待や労働意欲の向上」がボーナスの支給理由に含まれている場合は、減額になることもあるのでチェックしておきましょう。
退職代行を利用してボーナスを受け取るメリット
退職代行を利用することで、会社と直接交渉せずにボーナスの受け取り条件を確認・確保することが可能です。例えば、支給日前の退職に関する交渉が不要になり、ボーナスを確実に受け取れる可能性が高まります。また、ボーナス支給条件の確認が曖昧な場合でも、専門的な知識を持つ退職代行サービスが介入することで、在籍条件や減額リスクを理解しやすくなり、安心して退職できる環境が整います。
退職代行を利用してボーナスを受け取る方法
1. 就業規則とボーナス支給条件の確認
退職代行を利用する前に、会社の就業規則に基づきボーナス支給条件を確認します。多くの場合、ボーナスは特定の支給日または在籍条件に従って支払われるため、支給日まで在籍する必要があるかを事前に確認します。
2. 退職代行業者へ要望を伝える
ボーナスの受け取りを希望する場合、退職代行業者にその旨を伝えます。業者はこの要望に基づき、ボーナス支給日や支給条件に配慮しながら、退職のタイミングを調整してくれることがあります。
3. 業者による会社との交渉
退職代行業者が会社と交渉し、退職の意思と共にボーナスの受給が可能かどうかを確認します。支給条件を満たすために、会社に必要な在籍日や支給予定についての調整を依頼することもあります。
4. 必要に応じた在籍延長の提案
ボーナス支給日が近い場合、退職代行業者が会社と協議し、在籍を支給日まで延ばす提案を行う場合もあります。このように在籍を延ばすことで、ボーナス支給の確実性を高め、支給対象外になるリスクを減らします。
5. 支給予定日までのフォローアップ
退職代行業者が退職手続きを完了させた後も、ボーナスが支払われるまでフォローアップを行う場合がございます。
※退職代行会社によってサービスは異なります。
退職前に知っておきたいボーナスの役割とは
社員にボーナスを支払う会社は多いですが、賃金とは違い、会社側が必ず支給しなければならないという決まりはありません。ボーナスは、会社での業績や仕事への意欲が評価され、それによって支給される報酬のことを指します。年に2回支給されることが一般的ではありますが、会社によってボーナスは1回ということもあります。法律的な義務がないので、ボーナスに関してはその会社による就業規則が支払いの基準になります。
ボーナスや給与をもらってから退職するためには?
最後に、ボーナスや給与をもらってから退職するためには、どのような流れで進めていけば良いのかをお話しします。まず、給与に関しては、会社によって締め日と支払日があります。1ヶ月分の給与を満額でもらうには、締め日を把握した上で退職日を伝えるようにしましょう。
また、ボーナスに関しては、ボーナスの算定期間中を避けるようにしましょう。算定期間中に退職の意向を伝えてしまうと、ボーナスを受け取ることが出来ない可能性があります。そのためタイミングとしては、ボーナスが出てから1~2週間程度後に退職の意向を伝えるようにすることが賢明です。そして、最後に悪い印象を残さないためにも、退職までの1~2ヶ月程度は引継ぎなどに当てましょう。
転職先でもボーナスを受け取れる?
ボーナスの支給が1年に2回ある会社の場合、タイミングが良いと退職元の会社と転職先のボーナスの両方が受け取れることもあります。例えば、6月と12月にボーナスの支給がある会社だと仮定しましょう。その場合は、5月の段階で転職先のボーナスの算定期間を考慮する必要があるので、遅くても8月には転職先の内定がほしいところです。6月には退職元の会社のボーナス支給がされるので、ボーナス受け取りの2週間後くらいに退職の意向を伝えます。その後、1ヶ月程度引継ぎを行い、8月に転職先へ入社します。
このようなスケジュールで進むと、ボーナスをもらってから現在の会社を退職でき、さらに12月には転職先でもボーナスを受け取ることが出来るのです。しかし、会社によって就業規則は大きく異なります。入社1年目はボーナスが出ないという会社もあるので、必ずしも受け取れるとは限りません。今の会社のボーナスの支給条件だけでも、退職時にはあらかじめ確認しておいてくださいね。
まとめ
今回は、ボーナスをもらってから退職することは出来るのかや、ボーナスをもらってから退職する方法などをご紹介してきました。給与に関しては、例え退職希望を伝えたとしても、働いた分だけしっかり受け取れる権利がありますが、ボーナスに関しては、その会社ごとの就業規則に定められているものが支給の基準となります。そのため、ボーナスをもらってから退職しようと思っている人は、退職までのシミュレーションしながら計画的に考えていきましょう。
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