2023.02.10
転職・再就職について
離職期間はどういう説明が一番いいの?
休職中の再就職は極力避ける、退職後の再就職は前向きに粘り強く
休職中での転職活動を避けたほうが良い理由
休職の場合は、病気などで就業が不可能だと判断され、会社の休業制度を利用させてもらっている状態です。そのため、休職期間中に転職活動を行うことは、会社の就業規則違反になる可能性もあり、せっかく内定を決めたとしても取り消しになる可能性がありますので、注意しましょう。
退職後の転職活動は、前向きに取り組めるかがカギ
退職後の再就職に関しては、なぜ前職を辞めたのか、なぜ能力を活かせなかったのか、そして希望する会社でどのように働いていきたいのかについて考えることが大切です。また、ブランク期間を気にしすぎることなく、前向きに面接でアピールすることができれば、内定を得られる可能性は高くなります。
休職中であることを伏せたまま内定を得た場合は、まずは正直に報告すること
休職中の転職活動で内定を得た場合に最初にやるべきこと
休職中に、それを伏せたまま転職活動を行い、内定を得た場合は、復職した際に、まずは所属長に正直に報告しましょう。休職期間は本来仕事に復帰するための休養期間であり、給料が発生している場合もあるからです。内定を得た方は、相応の不満があっての行為だと思いますので、その点についてしっかりと転職活動に至るまでの経緯を話し、理解をしてもらえるように努めましょう。
直属の上司への報告が難しい場合は、人事部へ報告
もし所属長の理解は得られないと判断している場合でも、会社の人事部には直接報告、相談をしましょう。理解のない上司でも会社の人事部に理解を得られれば、スムーズに辞めることが出来る可能性が高いからです。
会社への報告が難しい場合は、公的機関やNPOへ相談
上記の報告を行わずに、次の会社へ就業しようとしても、雇用保険の番号の確認、確定申告で必要となる源泉徴収書の発行など、前所属会社へ問い合わせる機会は必ず出てきます。そのため、悪いイメージを持たれてしまうと協力してくれないケースもあるでしょう。
もし、会社の人に相談できない状況であれば、ハローワークなどの公的機関や就労者支援のNPO法人などの会社以外の組織に相談し、適切な対応をとれるようにしておくことが賢明です。
ブランク期間は自分を見つめ直す大切な期間なので、焦らずに!
ブランク期間をいかに気にせず、転職活動に取り組めるかが大事
転職先が決まらず、ブランク期間が長引いてしまっている方は、現状を気にしすぎないことが大切です。一番良いのは、ブランク期間を長引かせずに次の就職先が決まることですが、100%スムーズに進むことはなかなかありません。焦って次の就職先を決めても、自分の希望と合致せず、また転職を繰り返すこともあり得ます。
ブランク期間は、転職のことばかり考えるのではなく、気分転換のために趣味を見つけるなど、有意義に過ごせるかどうかの方が重要だと言えます。面接でも焦燥感や悲壮感があまりに出過ぎていると、本来のその人の魅力をアピールできずに終わってしまうことも少なくありません。
ブランク期間のメリットとデメリット
[メリット]時間があるので、転職活動は時間の許す限り行うことができる
例えば、希望する会社の求人情報の分析、面接対策などを入念に進めることが可能となります。
[デメリット①]収入がないので、お金の減るペースが速い
失業保険でカバーできることもありますが、支給まで一定程度時間がかかります。そのため、あらかじめある程度の貯金をしておいたほうが良いでしょう。
[デメリット②]精神的に負担が大きい
会社に所属していれば、必ず人と接する機会がありますが、会社を退職すると、以前と比べて一人の時間が多くなります。一人の時は考え込んでしまったり、不安に駆られたりする時間が多くなってしまいがちです。
そのため、これまでのコミュニティへの参加ができる場合は、転職活動と別に時間を確保して継続させましょう。
一方、そういったコミュニティへの参加がない方は、週に1~2回、就職の進捗状況を相談できる相談員を見つけ、不安を解消させることが大切です。ハローワークなどでは、無料で専任の相談員が相談にのってくれるので、こういった場所を活用しながら不安な点などを洗い出し、冷静に転職活動に取り組んでくださいね。
ブランク期間について面接官が抱くイメージを前向きにさせる
退職後の転職活動に至った経緯をしっかり答えられるようにする
面接では、在職中に転職活動をしてきたのかどうかを聞かれることもあります。なぜなら、計画的に物事を進められる人なのかという判断がなされるからです。
対して、ブランク期間中での転職の場合、面接官からその場その場で動いてしまう計画性のない人と評価されてしまうこともあるので、面接で質問されることを想定し、退職してから転職活動をしている理由について、明確に答えられるように準備をしておきましょう。
不都合があれば本当の退職理由は伝えないこともポイント
実際に前の職場に不満があって退職したとしても、その点は抑えて、前向きに説明できるようにしましょう。例えば、上司との相性が悪く職場に居づらくなり、退職してしまったということが本当の退職理由なら、
→ 先輩、同僚とはチームワークが良く仕事に取り組めたが、もっと自分のスキルを活かしたい
→ 自分の興味のある分野が見つかり、挑戦してみたい
と言い換えることもできます。
このように、あくまでも自分から何かをしてみたいと思ったため、退職したという説明にしましょう。本当の退職理由を伝えると不利益になる場合は、伝える必要はありません。実際に重要なのは、面接に通った後で、会社の戦力になれるかどうかです。その点を意識したアピールを面接で行いましょう。
まとめ
転職はいつでもできるようにしておくことが大事
ブランク期間がある方もそうではない方も、最近は新型コロナウイルスの影響で、転職活動も進めづらい状況です。また、求人数も以前に比べると減少していると考えられます。しかし、景況感に流されず、一定程度人材の採用活動を行っている会社は、それなりに将来を見越して活動できている良い会社である場合が多いと言われています。
また、現在は転職に興味がない方も、いつ何が起こるかわからない不透明な世の中になっているので、いつでも転職できるように、日ごろから情報収集とある程度の貯金をしておくことを心がけておきましょう。
退職コンシェルジュでは、転職に関するサービスも提供しています。退職だけではなく、転職活動でお困りのことがあればご相談ください。
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