2023.12.01
転職・再就職について
派遣社員、契約社員…不安定なイメージなのはなぜ?
「退職したけれど、次の転職先の雇用形態で迷っている。」「派遣社員や契約社員に転職しても、大丈夫かな。」などと、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
本記事では、派遣社員と社契約社員の違いや、それぞれの雇用形態のメリット・デメリットをご紹介します。今後はどのように働いて行けば良いのかについて考えている場合は、参考にしてみてくださいね。
派遣社員と契約社員の違いは?
派遣社員と契約社員の大きな違いは、雇い主です。契約社員は、勤務している会社と直接雇用契約を結びますが、派遣社員は派遣元の会社と雇用契約を結ぶことになります。また、過去に独立行政法人労働力政策研究・研修機構が実施した労働形態別の労働者の割合調査によると、下記のような結果が出ています。
- 正社員:61.8%
- アルバイト:26.8%
- 契約社員:5.2%
- 派遣社員:2.5%
- その他:6.2%
このデータを見る限り、派遣社員よりも契約社員の方が若干多い傾向にありますね。
退職・転職して派遣社員になるメリット
ここからは、退職や転職後に派遣社員として働くメリットについてお話します。派遣社員としての勤務を考えているなら、まずはメリットをしっかりと把握しておきましょう。
1.会社との交渉を派遣会社がしてくれる
どこで働くにも雇用契約を結ぶ際は、勤務する会社側と時給や待遇などについての交渉をしなくてはなりません。派遣社員は、派遣元会社と雇用契約を結ぶことになるため、それらの交渉はすべて派遣会社がしてくれます。例えば、会社に「もっと給料を上げてほしい」と思っていても、なかなか自分から口に出しては言えないですよね。そんな言いにくいこともすべて派遣会社が請け負ってくれるので、こちら側の要求を伝えやすい点がメリットです。
2.派遣会社が勤務する会社を探してくれる
派遣会社は、自分の会社の利益を上げるために、たくさんの人を派遣に出さなければならないという決まりがあります。そのため、自身で仕事を探さなくても派遣会社が仕事を紹介してくれるのです。もし、働いている会社から派遣契約満了を伝えられたとしても、派遣会社が次の転職先を紹介してくれるので、転職サイトなどで転職活動をする手間が省けます。
退職・転職して派遣社員になるデメリット
続いて、派遣社員として働くデメリットについてもご紹介します。派遣社員には、一体どんなデメリットがあるのでしょうか?
1.派遣切りに合う可能性がある
派遣社員は、あくまで雇用期限が決まっています。そのため、会社から「もう派遣契約の延長はありません。」と言われてしまえば、その会社で働き続けることはできません。「この会社でずっと働きたい!」と思っていても、会社側からNOと言われれば、それまでです。このように、雇用状態が正社員と比べると安定していないため、更新の度にビクビクしなければならないケースもあるでしょう。
2.別途交通費が支給されないことが多い
正社員や契約社員は、給料とは別に交通費が支給されることが多いですが、派遣社員は時給に含まれていることがほとんどです。そのため、通勤距離が遠い人や料金の高い鉄道を利用している人には、大きな負担となる可能性があるでしょう。派遣契約する際には、その辺もしっかりと確認しておく必要があります。
退職・転職して契約社員になるメリット
さて、派遣社員以外にも、契約社員で働くメリットについてもお伝えして行きましょう。契約社員のメリットを知ることで、転職・就職時の判断材料にしてください。
1.正社員になれる可能性がある
契約社員は直接会社と契約していることもあり、正社員に登用してもらえることもあり得ます。最初の採用時の条件に「正社員登用あり」と記載があれば、その可能性は高いと言えるでしょう。会社が正社員を募集する際には、マンパワーやコストがかかります。しかし、もともと契約社員である人を登用する場合には、契約を変更するだけで済むため、会社側としてもメリットが多いのです。
2.別途交通費を支給してもらえることもある
契約社員は直接勤務先の会社と雇用契約を結ぶこともあり、給料とは別に交通費をもらえる場合もめずらしくありません。派遣社員のように、時給に交通費が含まれてしまっている場合には、出社する度に損をしている気分になりますよね。特に、遠方から出社する人や料金の高い鉄道を利用している人は、別途交通費を貰った方が安心して勤務できるでしょう。しかし、会社によっては交通費を全額支給しない場合や、時給に含まれるところもあるため、応募の際に確認しておく必要があります。
退職・転職して契約社員になるデメリット
契約社員になるメリットを知ったところで、次はデメリットについてご紹介します。契約社員になるか迷っている人は、早速確認してみましょう。
1.契約満了後は自力で転職活動をしなければならないことも
派遣社員の場合は、契約満了になったとしても次の転職先を派遣会社が探してくれるのが一般的です。しかし、契約社員は会社から契約満了が伝えられた場合、自力で転職サイトなどを使って、次の転職先を探さなければなりません。また、契約満了は契約満了時の30日前に告知されることがほとんどですので、そこから転職活動を始めても、なかなか次が見つからず、ブランクが空いてしまう可能性もあります。
2.昇格や昇給がない
基本的に契約社員は、更新日が来るまでは昇格や昇給がありません。更新日に多少上がる可能性もありますが、正社員と比べると、そこまで多くは見込めないでしょう。そう言った意味で契約社員は、仕事へのモチベーションが保ちにくい傾向にあります。
まとめ
今回は、派遣社員と契約社員の違いや、メリット・デメリットについてご紹介しました。派遣社員や契約社員として働くことを考えている人は、転職サイトも利用しながら仕事を探すことをおすすめします。そうすることで、さまざまな業界の求人が一気にチェックできるので、ふさわしい転職先をより見つけやすくなることでしょう。
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退職コンシェルジュでは退職者に向けた様々なサービスをご用意し、皆様ひとりひとりの”パートナー”として丁寧かつ迅速にサポートをさせていただきます。 退職する際の社会保険給付金、退職代行、引越し等なんでもご相談ください。ご相談は無料で行っております。
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