2023.06.16
転職・再就職について
配属先が希望と違った場合に考えるべき3つのポイント
入社日を迎えた後はいよいよ研修期間が始まります。自分が入社を希望した会社ですから期待も高く、念願の会社での仕事を一生懸命頑張ろうと意気込むことでしょう。しかし、いざ研修が始まってみると、希望とは違う職種に配属されてしまうということも少なくありません。そのような場合には、その会社で働く意義が分からなくなってしまいます。今回は、希望とは違う職種へ配属されたときに考えておくと良いことについて、ご紹介します。
希望と違う職種に配属されても転職せず我慢するべき?
希望と違う職種に配属されても、転職せずに我慢しなければならないということはありません。希望の会社に採用されて頑張ろうと思っていたのに、希望と違う職種に配属されてしまったら、仕事への意欲がグッと減ってしまいますよね。そのような場合でも、せっかく採用されたのだから我慢して働いた方が良いのではないかと考える方も多いでしょう。しかし、希望と違う職種に配属されて将来的にも希望の職種に就けないと分かっているのなら、転職を考えてみるのもアリなのです。
そもそも、あなたがその会社に入社したいと思ったのはなぜでしょうか。きっとその会社で自分のやりたいことがあったり、得意なことを活かすことが出来ると思ったりしたからですよね。希望する職種で従事することが出来るのなら、多少の大変な待遇も我慢できるでしょう。しかし、希望と違う職種に配属されて、やりたくない仕事をするには、その待遇を我慢するのは腑に落ちないと感じるはずです。仕事をする上で、割に合わないと思うのであれば、退職や転職を視野に入れても問題はありません。
就職先で確認しておくべきこと
就職先で、希望と違う職種に配属されてしまわないために、事前にいくつかのことを確認しておくのは大切だと言えます。なぜなら、確認を怠ったまま採用されて、いざ配属のときになって慌てても、なかなか状況を変えるのは難しいからです。
まず、就職先で「研修期間のみ別部署配属」というような説明があるかを確認しましょう。会社によっては、本格的に働き始めるときには希望している職種に配属される予定であっても、研修期間中だけは別部署で業務を行う形をとっていることもあるからです。このように、「研修期間のみ別部署配属」という説明がある場合は、研修期間が終了すれば希望の職種への配属の可能性があるので、研修期間のみで退職・転職を考えるのは早いと言えるでしょう。
また、2つ目としては、研修期間を会社に明確に示してもらうことです。希望の職種に配属されるまでの期間が明確ではないと、いつまで違う部署で頑張れば良いのかが分かりませんよね。その際に、説明をうやむやにされてしまうようでしたら、将来的に希望の職種へ配属される可能性が薄いので、退職・転職を選択肢に入れておくことも大切です。
退職するかを見極めるためのポイントとは?
社会人にとって、転職を繰り返しているというのは、あまり良い印象を持たれない場合もあります。そのため、希望の職種に配属されなくても、世間体などを気にして、退職を躊躇してしまう方も多いのです。しかし、本当にその仕事が苦痛なのに仕事を続けてしまっては、心身ともにさまざまな不調が起きることもあります。そうならないためにも、退職・転職するかを見極めるポイントを以下にお伝えします。
- きちんと希望の職種で働けるかどうか
将来的に、希望の職種で仕事が可能かということは重要なポイントになります。もし、今の職種から配属先が変わる見込みがない場合は、転職すると言う決断をしても良いでしょう。面接時の話と違うということであれば、今後その会社を信用できるかどうかも怪しいものです。自分の希望をしっかりと伝えて確認してみましょう。
- 希望職種に就けず、時間だけが経過していないか
希望と違う職種で自分自身が仕事に身が入らず、時間の無駄だと思ってしまうなら、退職を考える正当な理由になります。人は、やりがいを感じられてこそ実力以上の力を発揮できますし、その仕事を続けることが可能になるものです。そのため、やりがいを感じずに、ただ時間だけが過ぎていくような感覚が自分の中である場合は、退職を視野に入れることが大切です。
- 今の職種を続けたいという思いはないのか
希望していなかった職種でも、働いているうちに慣れてきて、自分なりにコツを掴むこともあります。別の職種を経験していることは自分の強みにもなるでしょう。幅広い知識と経験は何にも代えがたいものです。
もしも「現在の職種、現在の会社に未練がない」と言える状態ならば転職を検討しても良いでしょう。「当初の予定と違うから」という理由だけで考えずに退職してしまうと、辞めた会社の福利厚生や雇用条件に恵まれていたことに後から気付く場合もあります。未練があると、退職したことを後悔することになってしまいます。
転職するとした場合は?
面接で、大抵の場合は面接官から退職理由を聞かれます。
自分が面接官の立場になって考えてみると分かりますが、会社側からしたら志望動機と同じくらいか、それ以上に気になるところでしょう。理由によっては、「採用しても同じような理由で退職してしまうかもしれない」と考えるからです。
もしも面接時の口約束と、入社後の雇用契約の内容が大幅に違っていた場合など、やむを得ない理由で退職した時は必ず面接官に説明する必要があります。退職理由を話すことは言い訳でもなんでもなく、これから入社する会社への説明です。自分が退職を選んだ理由をしっかり説明できるようにしておきましょう。
まとめ
さて、今回は、希望と違う職種に配属されたら、転職した方が良いのかを詳しく解説してみました。多くの人は、すぐに転職をしたり、何度も退職と転職を繰り返したりすると、周囲からの評価が気になることでしょう。しかし、採用された会社で自分の実力が発揮できないと感じるのであれば、退職や転職をすることは悪いことではありません。
そのためには、退職や転職をすべきかどうかをしっかりと見極め、自分にとって仕事のやりがいがあるかどうか、納得して働けるのかどうかをしっかりと判断したうえで、ふさわしい選択をしてくださいね。
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