2020.04.17
新型コロナウイルスについて
実はインフルエンザの方が危険?コロナウイルスとは
世界中で大流行している、新型コロナウイルス。似ている点が多いインフルエンザとよく比較されますが、実際にはどちらの方が危険なのでしょうか?インフルエンザは馴染みがある病気なので、違いが分かると新型コロナウイルスがどのようなウイルスなのかも分かりやすくなりますよね。
ここでは、新型コロナウイルスとインフルエンザとの違いや新型コロナウイルスの危険度について、ご紹介します。
インフルエンザとの違いについて
マスクを着用することで、他人にうつすのをある程度防げる、手洗いとうがいで予防できるなど、インフルエンザと類似点が多い新型コロナウイルスですが、2つを比べると違いもたくさんあります。そこで、新型コロナウイルスとインフルエンザの違いを下記にまとめました。
基本再生産数
基本再生産数とは、1人の患者が何人を感染させたかを示す数字です。この数値が多いほど、感染力は高いということになります。基本再生産数が1より大きければ感染は拡大し、1より小さければ終息に向かいます。インフルエンザは基本再生産数が1〜2とされていますが、新型コロナウイルスは2〜3とより高めです。
ただし、流行中の病気の患者が何人に感染させているかを示すときには、実効再生産数という言葉が使われます。新型コロナウイルスの感染者数がどのように推移するかを予測するには、こちらの数字を見る必要があります。
発症間隔
2次感染が起こるとき、感染源の人が発症し、2次感染の人が発症するまでの期間のことを発症間隔と言います。発症間隔はインフルエンザで3日間、新型コロナウイルスで5〜6日と言われています。つまり、インフルエンザの方が、より感染が広まりやすいのです。
ウイルスを排出する期間
インフルエンザは症状が出てから、2日間のうちにウイルスの排出が起こり、長い人なら1週間ほど排出が続きます。インフルエンザになると、学校や会社を1週間ほど休まなくてはいけなくなるのはこのためです。
一方で、新型コロナウイルスは症状が出る前からウイルスを排出し、さらに症状が出てから1ヶ月以上排出した例もあるそうです。そのため、感染力を持つ期間の長さは、新型コロナウイルスの方が圧倒的に長いことが分かります。
致死率
インフルエンザの致死率は、0.1%です。対して新型コロナウイルスは3〜4%と言われています。ただし、新型コロナウイルスは無症状の患者が8割ほどを占めるとされており、実際の致死率はもっと低いとも考えられています。
医療の準備
インフルエンザは、毎年国内だけで1000万人が感染すると言われています。しかし、インフルエンザはワクチンや治療薬も準備できているため、感染しても病院に行って薬をもらって数日休めば、またすぐに普通の生活に戻ることが可能です。
一方で、新型コロナウイルスは2020年に入ってから世界中で流行し始めた新しいウイルスなので、まだワクチンや薬が出来ていません。そのため、ウイルスに感染して症状が出たときは、症状を軽減する対症療法という形で治療されます。
新型コロナウイルスの危険度
新型コロナウイルスは、新しいウイルスでまだよく分かっていないことも多いため、大変恐れられています。しかし、ただひたすら恐れているだけではストレスになってしまいますよね。新型コロナウイルスを乗り越えるためには、正しい情報を知って正しく恐れることが大切です。最後に、新型コロナウイルスの危険なポイントについてお伝えします。
無症状でも人にうつしてしまう
新型コロナウイルスが恐れられる要因の1つが、無症状でも他の人を感染させてしまうという点です。咳や呼吸障害など何かしらの症状が出れば、外出を控えるなどして対応できますが、無症状だと普通に学校や職場に行ってしまうので、感染がどんどん広がります。そのため、いわゆるクラスターという集団感染を起こして感染者数を増やしてしまいます。
治療法が対症療法しかない
先ほども触れましたが、新型コロナウイルスは新しく発見されたウイルスなので、治療法がまだ確立しておらず、対症療法を行うしかありません。インフルエンザなら辛くても薬を飲めば楽になりますが、新型コロナウイルスは薬がないので治療をしてもすぐに回復せず、入院が長引くこともあります。
また、ワクチンもまだ用意されていないので、感染を防ぐためには感染していない人は外出を自粛し、人との接触を避けるしかありません。ただし、薬やワクチンが完成すれば流行も治まり、外出が自由にできる元の生活に戻れることが期待されています。
基礎疾患があると重症化しやすい
新型コロナウイルスに感染したとき、基礎疾患を持っている方は特に重症化しやすいと言われています。基礎疾患とは糖尿病や心不全、呼吸器疾患といった病気を抱えている人のことで、それ以外にも透析を受けている人や免疫抑制剤や抗がん剤を使っている方も該当します。そのため、こうした方は特に人と接触する機会を避けて、感染しないように努める必要があります。
医療崩壊を起こす
新型コロナウイルスの患者が増えると、医療崩壊を起こす危険性があります。医療崩壊が起きると、各都道府県が確保した病床数が足りなくなり、感染していても入院できず、ホテルや自宅で療養することになるでしょう。
新型コロナウイルスは無症状や軽症者の割合が多いので、ホテルや自宅待機でも問題ないかもしれませんが、感染者数の母数が増えれば、重症者でも入院できないケースが出て来かねません。
こうなると、起こってしまうのが命の選別です。通常時なら助けられた命でも、ベッド数や医療機器が足りなくなることで、治る見込みがある人を優先的に治療しなくてはいけなくなってしまいます。
まとめ
新型コロナウイルスはインフルエンザと似ている点もありますが、基本再生産数や致死率など違う点もたくさんあります。
新しいウイルスなのでまだ分かっていないことが多く、ワクチンや薬も出来ていない段階です。だからこそ外出を自粛し、人との接触を避け、感染者数を抑えて医療崩壊を引き起こさないことが大切です。命の選別という最悪の状態になってしまわないよう、一人ひとりが意識して行動していきましょう。
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