2022.02.18
就労について
週休2日制と完全週休2日制、変形労働時間制・シフト制の違いと特徴
転職活動をする際には、給料はもちろんのこと、休みや働き方についても気になるところですよね。最近では、週休2日制と完全週休2日制が存在しています。しかし、実際に転職サイトなどを見ても色々な表記があるので、イメージができないと困ることも多いものです。ここでは、転職するなら知っておきたい、両者の違いについてご紹介します。
週休と完全週休は考え方が違う
週休2日制も完全週休2日制も、週に2日は休みがもらえるものだと思いがちですが、この2つには決定的な違いがあります。
完全週休2日制は、必ず毎週2日間休みがある
完全週休2日制は、多くの人がイメージしている毎週2日間の休みがあることです。土日祝日などのカレンダー通りに休める会社もあれば、週に2日の休みを付与はするけど、続けては保証できない、曜日も確約はできないという会社もあります。この点は業種によって違いが大きくなるので、転職サイトなどでもよく確認しておきましょう。
自分のライフスタイルを保つためにも、多くの人が完全週休2日制の仕事をしたいと転職活動の時に考えていますが、職種や業種によって働き方や休みの考え方は違ってきます。基本的にカレンダー通りに休める場合はその旨が求人に記載されていますし、曜日が指定されているのであれば、その旨も書かれています。何も記載がないという場合は最初に質問してもいいですし、面接時に聞いてみてもいいかもしれません。
面接では、ほぼ必ずといっていいほど「何か質問はありますか?」と聞かれるものなので、休みについても聞いてみましょう。
週休2日制は月に1回週2日の休みがある
完全とついていないだけで、週に2日の休みは確保されていると勘違いしやすい週休2日制は、あくまで月に1回以上2日休む週があるという意味合いで使用されます。つまり、最初の週だけ2日の休みはもらえるけれど、それ以降は週に1日の休みということもあります。曜日の定めはされていないので、自分の好きな日に決めることも可能です。
例えば、繁忙期がある、基本の休みの他に不定の休みがあるという業種や会社の場合は、週休2日制を取り入れていることが多いのです。繁忙期の間は週休1日で、繁忙期以外は週休2日としていたり、毎週○曜日は休みで、第2週の○曜日も休みなどと調整したりしている場合もあります。
主にサービス業がこうした週休2日制を取り入れており、忙しい時とそうではない時のメリハリが効いた働き方ができます。ただし、何よりも自分の時間を大事にしたいという人は、転職先に週休2日制の会社を選ぶと、ライフバランスが崩れてしまうかもしれません。
週休2日制と完全週休2日制のメリット・デメリット
イメージとして、完全週休2日制にメリットが多いように感じられますが、それぞれメリット・デメリットがあるので、きちんと理解しておきましょう。イメージだけで転職先を選んでしまうと、実際に働いた時に落差を感じてしまうことも多いので、転職活動の前に知っておくことが大切です。
完全週休2日制のメリット・デメリット
完全週休2日制のメリットは、誰もが理解している通り年間休日数が多いことです。特に、カレンダー通りに休める企業に転職すると、年間120日以上は休みになるので自分の時間を確保できるので、毎日のメリハリをつけることができます。また、5日働いて2日休むというペース配分が自分の体の中に染みつくので、安定して仕事をすることができるでしょう。完全に週2日は休めるので、体力的にみても辛いと思うことが少ないかもしれません。
一方で、デメリットは一般的にいうゴールデンウィークや年末年始など長期休暇の際にみんなと同じように休みが重なるので、どこかに出かける時はいつも混雑している可能性が高いことです。土日祝日が休みの場合は、役所や銀行など平日しか行けないような場所にはなかなか行けないので、その点もデメリットに挙げられます。ただ、完全週休2日制は絶対に土日というわけではないので、転職サイトで求人を確認する際には、きちんと何曜日が休みなのかを確認しておきましょう。
週休2日制のメリット・デメリット
週休2日制のメリットは、企業によって捉え方がさまざまな面です。例えば、週に1回だけ2日間の休みを採用している企業もあれば、繁忙期だけ休みは少ないけれど、それ以外は毎週2日間の休みがもらえるという企業もあります。週休2日制も曜日は関係なく休みを設定することができるので、企業の考え方次第では、完全週休2日制よりも従業員が働きやすい環境の場合があるのです。週休2日制の場合、転職サイトで求人を見るときには週休2日制という部分ではなく、実際年間休日は何日あるのかで判断してください。
一方で、デメリットは、忙しい時や会社の決まりによっては休みが少ないということです。週に2日休めるのは月に1回だけで、後は週1日の休みだけとなれば非常に業務的に忙しいことが予想されますし、体の疲労も癒えないまま、またすぐに仕事の繰り返しになっていきます。企業の考え方によるところが大きいので、週休2日制に関しては、よりしっかりと求人情報を見ることをおすすめします。
変形労働時間制とシフト制、働き方はどう違うの?
休みの考え方も違えば、働き方も色々とあります。転職活動をするときに、休みの次に気になるのが働き方かと思いますが、昔のように固定の時間で毎日働くことは少なくなって来ました。最近では、変形労働時間制とシフト制が多くなってきているので、それぞれの違いを理解しておきましょう。
変形労働時間制とは
変形労働時間制とは、名前の通り労働時間を月単位や年単位で調整する働き方です。例えば、閑散期には仕事をする時間を減らし、休みを多くして、繁忙期には労働時間が多く、休みが少ないという働き方をしても、全体的な調整を行なっているので、時間外労働としての取り扱いはしないといった考え方です。もちろん、法律の規定を超えたものは時間外労働として扱われるので、残業代は支払われます。法律の範囲内であればOKという考え方なので、業務をする時間が一定ではなく、その時々でばらつきがあります。
シフト制とは
シフト制は、1週間単位もしくは月単位で出勤する日を決めて働くことです。固定の休みや固定の労働時間ではなく、この月はこれだけ休み、この日は何時から何時で、違う日はまた別の時間というように、その時々で違います。24時間営業している会社や年中無休の会社などでよく採用されています。アルバイトやパートの働き方としても一般的です。
変形労働時間制とシフト制、メリットが多いのは?
転職サイトを見ると、変形労働時間制もシフト制も固定の業務時間に決まった休みが取れるというわけではないので、同じように感じることでしょう。実際に、どちらの方がメリットは多いのだろう?と疑問に感じるかもしれません。せっかく転職をするのですから、自分に合った働き方をしたいと思うのは当然です。それぞれの特徴を把握した上でよく検討してみましょう。
仕事にメリハリをつけたい人は変形労働時間制が向いている
変形労働時間制は、忙しい時はたくさん働いて暇な時は短く働くという考え方を持っているので、仕事にメリハリをつけることができます。仕事に打ち込む時期は集中して、そうではない時は早めに仕事を終わらせて、家庭を大事にしたり、友達との時間を作ったりするなどライフバランスを考慮しながら生活が可能です。
ただ、変形労働時間制の場合は、所定労働時間が曖昧になってしまいがちですし、忙しい時と暇な時の落差が激しくて体がついていかないという場合もあるので、転職する際は面接もしくは企業への質問フォームなどから業務について聞いてみるのも1つの手です。
自分の好きなときに休みたい人はシフト制が向いている
シフト制の場合は、基本的にシフトを組む時それぞれの希望を一応聞いて、調整をつけていきます。絶対に休めるというわけでもありませんが、シフト希望を聞いてくれる会社が多く、自分の好きな時に休むことが可能です。また、2交代制や3交代制が基本なので働く時間によっては、普段知り合えないような人と関わることもでき、自分の成長にもつながります。
ただ、シフト制の場合、時期によっては休みが思うように取れないこともあります。旅行にいきたいからこのあたりに連休が欲しいと思っても、忙しい時期なら不可となるものです。正社員であれば別ですが、契約社員なら月の収入が不安定になりやすい働き方です。
まとめ
週休2日制と完全週休2日制、変形労働時間制とシフト制それぞれの違いについてご紹介しました。これらは、現実的にどちらがよくてどちらが悪いというものではなく、向き不向きがあります。転職活動をする際は、自分がどのような働き方を望んでいるのかを、今一度考えてみましょう。
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