2019.05.08
退職について
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退職代行サービスを使うメリット・デメリットは?
退職代行サービスを利用することで、退職の意思を無視されていた人でも退職可能になるメリットがある一方で、デメリットが発生する可能性も僅かながらあります。ここでは、メリット・デメリットを紹介します。デメリットが意外に小さいことに驚かれるかもしれません。
退職代行サービスを利用する3つのメリット
退職希望者が自分から勤務先企業に直接伝えるのではなく、退職代行サービスを利用して退職の意思を伝えるメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
①「退職者の意思」を明確に勤務先企業に伝達できるメリット
退職の意思を持つ労働者が自分の意思を伝えられない事情はいろいろと考えられますが、例えば退職したい人が、民法や労働関連法規についての知識をさほど持っていないため、結果的に上司などの説得や威圧によって、退職することができなくなっていることが考えられます。さらにその人が会社から未払いのままの残業代の支払いや、有給休暇を取得できる気配もないまま無視されていることもあり得ます。
TVなどマスコミでは、退職代行から連絡を受けた企業が取材に応じた、というような映像が流れています。そこでは取材に応じた、いかにも困惑を顔にあらわした経営者が「Aさんが突然辞めることになった、と退職代行から電話で連絡を受けて驚きました」などと答えていますが、たとえ企業名が匿名で経営者にモザイクがかかっていたとしても、その企業には、マスコミの取材を受けても後ろ暗いところがないからこそ、Aさんの退職代行の利用について取材を受けていると考えることができます。
では仮に、すでに辞意を申し出でても退職を認めない、あるいはかえって脅迫に近いような言動で労働者を威圧し退職させない、いわゆるブラック企業がAさんの勤務先だったらどうでしょうか? そのような場合でも、退職代行サービスなら、退職の意向を正確に伝えることができるのです。
つまり、今まで、さまざまなことを会社側から言われて、「辞められない」と悩んでいた人が、退職代行サービスを利用することで、きちんと早急に退職できるのです。
②損害賠償裁判などの不安から逃れることができるメリット
さらに退職したら損害賠償を請求するぞ、と脅されて不安に感じている退職希望者もいるでしょう。退職希望者個人として、上司や会社側のそのような脅しに直面した場合、退職の意思をぐらつかせてしまうこともあるかもしれません。
しかし、専門家に相談の上、相手側の威嚇や威嚇に対して適切な対応を行うことで、損害賠償請求や裁判を起こさせないように効果的な対策を行えるようになります。このような威嚇や脅迫を受けている場合にこそ、一人で悩まないことが安心感をもって退職する近道となるのです。
③退職後に必要となる書類請求も万全!
退職者が、退職時に勤務先企業に返却するものと、勤務先企業から受け取る必要があるものがあります。勤務先企業に返却するものについては退職と同時に資格を喪失するもの、例えば社員証や保険証などは、退職の通知から間をおかず、迅速に返却するのがベストです。
なお、その際、返却は会社まで出向く必要はなく、郵送で構いません。確実に勤務先企業が受け取った、ということを記録に残したいときは簡易書留か書留(一般書留)で送付します。書留で返送することで、仮に元勤務先企業が嫌がらせの意図で「受け取っていない」などと言い逃れをすることができなくなります。
なお、返還する保険証・社員証は念のためにコピーを取っておくとよいでしょう。特に保険証のコピーは、保険組合の名称や記号番号がわかるため、市区町村の国民健康保険の担当者に対して、健康保険の資格喪失の有無を問い合わせる際に役立ちます。
問題が起きるとすれば元勤務先企業から受け取るものです。受け取るものには以下のものがあります。
- 離職票
- 雇用保険被保険者証(会社が保管している場合のみ)
- 年金手帳(会社が保管している場合のみ)
- 源泉徴収票
これらについて、すぐに元勤務先企業から送付してもらえるのであれば問題ありません。問題になるのは、嫌がらせなどでこれらのものを送ってこない場合です。
例えば離職票については、すでに転職先が決まっている場合は、失業保険の給付をうけないため必要ありません。
転職先が決まっておらず、失業保険の給付を受ける必要がある場合は、退職から10日以内にハローワークに離職票を提出する必要があります。しかし、退職時に勤務先企業に離職票の発行を依頼したのに、必要期限内に届かない場合は、先方のミス、あるいは嫌がらせという可能性も考えられます。
この場合、退職代行サービスを使用しないで退職した場合は、(1)自分で元勤務先企業に催促する、(2)ハローワークに相談する、などの対応が必要になります。退職代行サービスを利用している場合は、「離職票が届いていない」という連絡を代りにしてくれるので、直接、会社と話をする必要がなく、ストレスを感じなくてすみます。
退職代行サービスのデメリットとは?
検索をすると、退職代行サービスを使うデメリットは、自分で退職手続きをするよりもお金が掛かる点があげられています。しかし、追い詰められている状態から、迅速かつ安心に退職できるメリットと勘案すると、一度しかない人生の貴重な時間に対して「生きたお金を使う」ことになり、デメリットではないと考えられます。なにより、まず、ご自身の「命」を守ることを優先することが大切ではないかと思います。
退職代行を利用するメリット、デメリットをまとめましたが、いかがだったでしょうか。もし疑問点があったら、実際のサービス窓口まで問い合わせてから判断すればよいでしょう。ブラック企業の上司に話すよりもハードルはかなり低くなりますし、未来が開けることでしょう。
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退職コンシェルジュでは退職者に向けた様々なサービスをご用意し、皆様ひとりひとりの”パートナー”として丁寧かつ迅速にサポートをさせていただきます。 退職する際の社会保険給付金、退職代行、引越し等なんでもご相談ください。ご相談は無料で行っております。
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