2024.08.09

給付金について

いち早く再就職手当を受け取るためには?転職エージェントを上手く活用する方法をご紹介

会社を退職した後、なるべく早めに再就職したい人が受給を目指したいのが「再就職手当」
数十万~百万円を超える手当を一括で受け取れる可能性もあるため制度を利用したいと考える方も多いですが、手当を受け取るためには様々な条件が定められています。
ここでは「転職エージェント」等を活用して、通常よりも早く再就職手当を受給する方法を解説します。

再就職手当とは?

再就職手当とは、失業手当受給中の方に対して早期の再就職を促進するための制度で、簡単にお伝えすると”再就職が決まったら貰えるお祝い金”のようなものです。
ただし受給するためには、所定の受給条件を満たす必要があります。

受給条件

①待期期間終了後に就職する事
 失業手当の申請をした日から7日間が待期期間です。

②基本手当が3分の1以上残っている事
 3分の1以上残して再就職した場合は受け取らなかった失業手当の60%を、
 3分の2以上残して再就職した場合は受け取らなかった失業手当の70%を受け取る事ができます。

③離職前の会社と関わりのない企業に就職する事
 全く同じ会社への再就職はもちろん、関連会社などに再就職した場合も対象外となります。

④(給付制限がある場合)待期期間満了後、1か月以上経過してから就職する事

⑤1年を超えて勤務する事が確実である事
 【6か月契約の派遣社員等で、更新の予定がない場合】や【1年以下の雇用期間で、契約の更新にあたって一定の目標達成が条件付けられている場合(保険会社など)】は対象外となります。

⑥再就職先で雇用保険の被保険者になっている事
 再就職後も雇用保険に入れる場合に対象となります。

⑦過去3年以内の就職について、再就職手当または常用就職支度手当を受けたことがない事
 常用就職支度手当については、こちらをご確認ください。参考:厚生労働省

⑧受給資格決定(求職申込み)前から採用が内定していた事業主に雇用されたものでない事
 失業手当の申請日より前から内定が出ている場合は、再就職手当の対象にはなりません。
その為在職中から次の会社の内定が出ている場合なども対象外となります。
参考:ハローワーク

申請方法

①就職日(入社日)前日にハローワークに行き、【再就職手当支給申請書】を受け取る
②本人記入欄を記入し、再就職先にも必要事項を記入してもらう
就職日の翌日から1か月以内に雇用保険受給資格者証を添えて再就職手当支給申請書をハローワークに提出する(郵送可)
④ハローワークの審査の結果【支給決定通知】もしくは【不支給決定通知】が自宅に届き、基本手当と同じ口座に振り込まれる(審査期間:1か月程度)

申請期間がかなり短いので、忘れないよう気を付けましょう。

自己都合退職でもすぐに再就職手当を受け取る方法

再就職手当を受給するためには、
【(給付制限がある場合)待期期間満了後、1か月以上経過してから就職※する】
という条件を満たす必要があります。
※ここでの”就職”とは、入社日のことを指します。

そのため仮に3/31に自己都合退職した人が再就職手当を受け取る場合、おおよそ以下のような流れとなります。

・4/15頃:離職票受け取り
・4/20頃:ハローワークで失業手当の手続きをおこなう
・4/20~4/26頃:7日間の待期期間
・4/27頃~:給付制限期間開始
・5/27頃以降に再就職→【再就職手当の対象になる可能性がある】

上記を見てわかる通り、再就職手当を受け取る為には【退職後約2か月】くらい経過してから入社日を迎える必要があるのです。
そのため「退職後、なるべく間をあけずに再就職したい」と考える人は、再就職手当の受給を諦める事も多くいます。

しかし待期期間満了後1か月以内でも、ハローワークや職業紹介事業者(転職エージェントなど)の紹介した企業に就職すれば、再就職手当の対象となる可能性があります。

転職エージェントが紹介している企業なら全て対象になる?

転職エージェントが紹介している企業に入社すれば、必ず待期期間満了後1か月以内の就職で再就職手当を受け取れるとは限りません。
対象となるのは【厚生労働大臣の許可を受けている転職エージェントの担当者と面談を行い、雇用関係の成立をあっせんされた場合に限る】ため注意が必要です。

たとえば「転職エージェントから紹介された企業に対して、転職エージェントを通さずに直接応募して就職した場合」などは対象外です。

また数多く存在する転職エージェントの中には、厚生労働大臣の許可を受けていない転職エージェントもあります。
そのような転職エージェントを通して企業に入社する事になった場合も対象外となります。

転職エージェントとは?求人サイトとの違い

求人サイトと転職エージェントの違いは、自分で探すかプロに頼るかという点です。
求人サイトは自分で条件を設定し、自分で求人を探す必要があります。
一方転職エージェントは、プロのキャリアカウンセラーが面談し、どんな仕事に就きたいのか、これまでにどんな経験があるのかじっくりヒアリングしてくれます。
その上で、自分に合った仕事や向いている仕事を判断して仕事を紹介してくれるのです。
また、履歴書や職務経歴書の書き方も指導してくれます。
求人サイトを見ても決めきれない人や、書類の書き方に不安があるという人には転職エージェントがおすすめです。

転職エージェントは無料って本当?

転職エージェントは、転職を希望する人は無料で利用することができます。
企業と人材の間に立つ転職エージェントは、入社が決定した企業から報酬を受け取るという仕組みなのです。
企業から報酬が発生するのは「入社した社員が3か月以上在籍した場合」などの条件が決められていることもあります。
入社だけしてもすぐに辞められてしまっては、転職エージェントに利益はありません。
そのため、それぞれに合った仕事をじっくり考えてくれるのです。

退職コンシェルジュおすすめエージェント

以下の転職エージェントは、上記でお伝えした【厚生労働大臣の許可】を得ているエージェントなので、少しでも早く再就職手当を受給したい方は以下のエージェントがおすすめです。
再就職手当の受給に必要な書類を書いてもらえるという確認も直接取れているので、安心して利用できます。

第二新卒エージェントneo【株式会社ネオキャリア】

第二新卒エージェントneoは、20代に特化した就職・転職サポートです。
担当者が直接訪問した企業の求人のみを取り扱っています。
そのため、職場の雰囲気や働く環境についても詳しく聞いてから応募を検討することができます。
社会保険がない企業や、離職率が高い企業、若手を育てる環境がない企業の掲載は全て断っているという徹底っぷりです。
しかし求人数が少ない訳ではなく、未経験でもOKという企業は5000件を超えています。
専任のキャリアカウンセラーが面談の上、選りすぐりの求人情報から自分に合った求人を紹介してくれます。

ウズカレIT【株式会社UZUZ】

ウズカレITは20代の若者向けにキャリア支援を行う、ITエンジニアを目指す求職者に特化した就業サポートです。
主に首都圏・関西圏・名古屋・福岡の求人を取り扱っています。
IT分野の就業サポートをメインに累計4,000人以上の就業マッチングを実現し、入社後の定着率は93.6%と高水準を保っています。
未経験からITエンジニアを目指したい方にも手厚くサポートしており、選考が入るごとに毎回1時間かけて面接対策をおこなってくれます。

その他、退職コンシェルジュと提携している転職エージェントは以下よりご確認いただけます。

まとめ

転職エージェントを使っていち早く再就職手当を受け取る方法を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
自己都合退職の人が転職エージェントを使わずに再就職手当の受給を目指すとなると、うまく進めたとしても約2か月間は無職の期間ができてしまいます。
しかし転職エージェントを使って計画的に再就職をすることで、無職の期間を約1か月に抑えつつ再就職手当を受け取ることができるのです。
極力収入を途絶えさせることなく再就職したい場合は、積極的に転職エージェントを活用してみましょう。

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